当店紹介

こんにちは!
埼玉県戸田市で主に大型トラックのタイヤ交換を行っています、タイヤセンターとだです。
もちろん乗用車も対応していますよ。

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タイヤの寿命とは

車の部品の中でも高価な消耗品の部類に入るタイヤ。
車検や整備などのタイミングで交換を勧められても「まだ使えるんじゃないか…」と思いますよね。
そんなアナタのために、タイヤの寿命をタイヤ屋目線で解説します。

寿命の目安は製造から5年

まずざっくりとした結論から。
タイヤの寿命は製造から5年が目安です。

とはいえ、ガレージ保管で走行も少ない場合や、毎日通勤で使う場合、青空駐車の場合など、車の使用用途によってタイヤの劣化速度も異なってきます。
タイヤがまだ使えるかどうか確認していきましょう。

製造年数を確認する

まずタイヤの製造年数を確認しましょう。
「いつ変えたかなんて覚えてない!」そう思った方、安心してください。
タイヤには必ず製造年数が刻印されています。

車の横からタイヤを見た際に4桁の数字が入っている丸い囲みがあります。

上の写真だと0324と記載がありますね。
左2桁が1月1週を01として、製造した週を表しており、右二桁が製造年を表しています。
つまり上の写真のタイヤは2024年の第3週に作られたタイヤだということがわかります。
(タイヤの一部には片側にしか製造年が刻印されていないものもあります)

ひび、残り溝を確認する

タイヤの大部分はゴムでできています。
ゴムだけだと骨格を形成できないため、タイヤの形を作るためのカーカスコードと呼ばれる層があります。

新品の輪ゴムはひっぱっても切れませんが、古くなった輪ゴムをひっぱると切れやすいように、タイヤも古くなると破損しやすくなります。
新品のタイヤではいなすことができた落下物でパンクしやすくなったり、路面からの衝撃を吸収できなくなり、乗り心地や燃費が悪くなるなど、新しいタイヤの状態とは全く違う性能になっています。

目で見てわかる変化が「ひび割れ」です。タイヤを横から見た際に細かいヒビが見えるようになっていたらそれは寿命の合図です。
ひび割れているからといってすぐに交換が必要になるわけではありませんが、このひび割れがゴムの奥深くにあるコード層まで届いてしまうと、タイヤがいきなり破裂するバーストを引き起こす可能性が出てきます。

残り溝の確認もひび割れと同様にコード層にダメージが入ることでタイヤの骨組みを維持できなくなり、バーストする可能性につながります。
また、雨の日にタイヤの溝で雨をかき分けて進むのですが、溝がないと雨をかき分けることができず、スリップやハイドロプレーニング現象につながって大変危険です。
新品の時は約8mm(タイヤにもよります)ある溝が4㎜以下になったら交換を検討しましょう。
また、外傷がある場合は即交換が必要な場合もありますので、できるだけ早めに点検を受けるようにしましょう。

ひび割れが始まっている、残り溝が4mm以下である、どちらかの条件に当てはまっている場合、製造から5年たっていなくても近いうちに交換が必要です。

5年経っていてもひび割れもなく、溝も半分以上あるようであれば様子を見ながら使うことができるでしょう。
その場合、給油や洗車の際にタイヤの状態を確認するなど、小まめに点検を受けるようにしてください。

タイヤを長持ちさせるには

せっかく新しいタイヤを購入することになったのであれば、長く使いたいですよね。
長持ちさせるための3つの工夫を紹介します。

適正な空気圧の維持

まず何よりも適正な空気圧の維持が大切です。
少ないとタイヤの両端が摩耗しますが、多すぎても中央が摩耗します。
1か月に1回は点検するようにしましょう。

走行するとタイヤ内の空気が膨張して空気圧が高くなってしまうため、車を停めてある場所からできるだけ近いガソリンスタンドなどで点検するようにしましょう。
冷間時(膨張する前)に適切な空気圧にすることで正しい空気圧にすることができます。

定期的にタイヤローテーションを実施する

次にタイヤローテーションを実施することが大切です。
一般的な車はハンドルをきるとフロントタイヤが左右に曲がりますが、リアタイヤは曲がりません。
そのため、リアタイヤと比べるとフロントタイヤのほうが早く摩耗します。

また、今日本で市販されている車の9割がFF車といって前のタイヤが駆動輪の車となっています。
つまり加速にも減速にも左右に曲がるのにもフロントタイヤを使い、後ろのタイヤはただついて回っているだけなのです。
(もちろん例外もありますが)

よってフロントタイヤで1年使ったら次はリアで1年使う、というようにタイヤの負担を4本同じようにしてあげることがローテーションの役割です。

ローテーションしているのとしていないのではタイヤの寿命が全く異なるため、1年点検ごとや半年ごとなど、走行距離やライフスタイルに合わせてローテーションを行うようにしましょう。

運転に気をつける

最後に、タイヤに限った話ではありませんが、「急」のつく操作をしないようにしましょう。
急ブレーキ、急ハンドル、急加速、これらの操作はすべてタイヤや車に大きな負荷を与え、事故の可能性があがり、同乗者も酔いやすく、良いことはほとんどありません。

車間距離をしっかりとり、優しい運転をすることでタイヤを長持ちさせることができるでしょう。

番外編

タイヤを長持ちさせるには、他にも方法があります。
・日光を避ける
ガレージ保管やマンションの地下駐車場でもない限り、青空駐車場になると思いますが、日光はタイヤの劣化を早める原因となります。
週末しか車を使わない方も多いと思いますが、その場合車にカバーをかけておくことで日光や雨からタイヤを守ることができます。
車も汚れにくくなって一石二鳥ですね。
カバーをかける手間とカバーを購入する費用がネックです。

・有機溶剤が入っているタイヤワックスを使わない
洗車後タイヤワックスを使う方もいるかと思いますが、油性のタイヤワックスはタイヤの劣化を早めることがあります。
油性の中には有機溶剤を使用しているものがあり、その有機溶剤がタイヤを痛めるので、購入する際には十分注意しましょう。
有機溶剤が入っていないタイヤワックスを使用すればUVカットや防汚効果が得られるため、むしろ寿命を延ばすこともあります。

水性のものはデメリットになることはほとんどありませんが、油性の美しさには一歩及びません。

まとめ

タイヤの寿命は約5年。ひび割れ、摩耗、外傷の有無も考慮して交換時期を決めてください。
自動運転などのテクノロジーがどんなに進歩しても、車が道路と接しているのはタイヤだけです。
タイヤが地面から離れれば大きな事故を起こす可能性があります。

予算やライフスタイルに合わせて適切なタイヤを選び、楽しく安全に車に乗れるといいですね!

タイヤの点検はいつでも承っております。
他社購入のタイヤでも交換時期のご相談にのりますので、不安な方は一度点検にいらしてください。

アクセス

外環戸田東ICまたは、首都高速5号線戸田出入口から簡単にアクセスできます。

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電話番号は048-422-1011です。

ご来店お待ちしております。